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2021年9月10日 BLOG

夏のバレエリサイタル

夏のバレエリサイタル


フジタバレエ公演から3週間が過ぎて季節は新秋の候となりました。コロナ禍の中での公演でしたので、会場のシティプラザとの約束事が多く終演後の3週間の間は一日千秋の思いで、お客様、生徒さん、御家族の方々のご健康をお祈りしていた長い時間の日々でした。おかげさまで無事にやっと幕がおりました。

9月になりましてもなお厳しい残暑が続いておりますが、皆様方にはお変わりございませんでしょうか。

去る822日のフジタバレエ研究所リサイタルにおきましては、あたたかい励ましのお言葉や、過分なお祝いまで頂戴しまして、厚く礼申し上げます。

今回はコロナ禍の中での公演となり、皆様におかれましてはご出欠の判断をお悩みさせてしまい、ご心配だったことと拝察致します。

ところで、今回の公演に先立ち東京オリンピックが開催されました。試合後のインタビューを受ける選手の殆ど全員が「(オリンピックを)開催して頂いて本当に有り難かったです」と発言していました。

 その言葉に後押しされた訳ではありませんが、バレエの主宰者として、この一年間マスクを付けて「リーズの結婚」のお稽古を夢中で、そして一所懸命に踊っている生徒さんに「中止になりました」とか「延期になります」とは、とても伝えることができず、半ば強引ではありましたが、何か起きれば全ての責任をとる覚悟をもって、予定通り開催する決断を致しました。

がり客席の方々からの笑顔と大きな拍手により、舞台上の生徒たちとゲストダンサーは元気を頂き、舞台裏の大道具さん照明さん方は各々の持ち場で生き生きと動かれました。やはりライブの舞台芸術はいいなと私は舞台袖から幸せに浸りつつ感動致しました。そして「リーズの結婚」で描かれている母と娘の愛情父と息子の優しさ人と人との絆が、リボンを通して結ばれ、無事に幕を下ろすことができ、心から感謝申し上げます。

間もなく時候は秋へと移りますが、まだまだ暑い日が続きそうです。くれぐれもご自愛くださいませ。

フジタバレエ研究所

主宰 藤田美知

 

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