感謝のご挨拶
保護者の皆様へ
8月22日、フジタバレエ研究所の公演の幕を無事に下ろすことができました。これもひとえにいつもフジタバレエを支えて下さる保護者の皆様のご厚情と、舞台へ向けてのご協力の賜物と、厚くお礼申し上げます。
今回はコロナ禍の中での公演となり、まずは幕を上げられるか否かでご心配だったことと拝察致します。私としましては、この一年間マスクを付けて「リーズの結婚」のお稽古を夢中で、そして一所懸命に踊っている生徒さんに「中止になりました」とか、「延期になります」とは、とても伝えることが出来ず、半ば強引ではありましたが、予定通り開催する決断を致しました。
しかし「苦境こそ未来からの要請」と自らに言い聞かせ、「あの時のコロナのトンネルを、みんなでくぐり抜けたからこそ、美しい景色が広がった」と生徒さん達と喜びを分かち合いたいと願いながら公演当日を迎えました。
終演後、ゲストのダンサーの方々は「昼夜2回公演は疲れたけれど、とても楽しかった」と口にされ、秋元先生は「フジタバレエ以外では1日2回も踊ったことはありません」と笑顔でおっしゃいました。その秋元先生は、翌朝5時のバスで福岡空港に向かわれましたが、その時にはハイクラスの生徒さんがお見送りに来てくれたことを、大変喜んで下さいました。
他の先生方は9時の電車で空港へ向かわれました。その時もハイクラスの生徒さんはお見送りをした後、スタジオに移動して今回使用した300枚近いお衣裳、髪飾り、小物の後片付けをして、スタジオをきちんと美しく整理してくれたおかげで、下級生も気持ち良く新学期を迎えられるようになりました。
それにしても今回の「リーズ」は、見どころ満載の舞台となりました。
幼児科さんの「みつばち」さんのお尻フリフリの可愛い姿は、お客様のハートを射止めました。JAの「ひよこ」さんとJCの「にわとり」さんは、丸山先生のにわとりのお母さんと楽しそうでしたし、JBの「木靴の踊り」は、岩本先生のパワーに負けていませんでしたよ。ハイクラスAの「フルートダンス」は少し大人っぽく、お姉さんになりましたね。「メイポール」の20人は、心を一つにして、美しくリボンの踊りを成功させてくれました。
長い夏が終わろうとしています。9月からは、またきちんと基礎レッスンが始まります。次の舞台へのスタートです。お勉強とバレエのバランスを取りながら、元気に過ごして参ります。
舞台の成功は、保護者の皆様方のご協力が欠かせません。生徒さんのステージを「裏方さん」としてご尽力頂きましたお一人、おひとりに感謝申し上げます。
「受付係」
入り口でお客様をお出迎え、お見送りの姿は美しかったです。
「メイク係」
コロナ対策の為のお化粧方法を考え、臨機応変に動いて下さり、ありがとうございました。
「シニヨン係」
一人ひとりに衛生面への気遣いや色々な髪の長さ・量への対応を、ありがとうございました。
「楽屋係」
ゲストの先生方、舞台スタッフさんへのお世話、生徒さんのお弁当、様々な準備と計画を、ありがとうございました。
「会場係」
全指定席での対応と、会場マナーの徹底はお見事でした。
「衣裳係」
300枚近いお衣裳の名札付け、サイズ合わせ、生徒さんが気持ちよく舞台で踊れるように、動いてくださいました。
このように様々な場所でお母様方のお力添えなしでは幕は上がりませんでした。生徒さんの熱意と、お母様方の愛情に改めて深く感謝致します。
間もなく時候は秋へと移りますが、まだまだ暑い日が続きそうです。くれぐれもご自愛くださいませ。
取り急ぎ、ひとことお礼申し上げたくフジタバレエ研究所
主宰 藤田美知子