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2025年6月17日 BLOG

コッペリア

コッペリア

ポーランドの小さな村で繰り広げられる、若者たちと少し気難しい老人形師との物語です。

偏屈な人形師が若者たちとの交流によって、徐々に心が開かれて 心豊かな人間関係が育まれていきます。

今年もスタジオの紫陽花が生徒さんへ、日本の色合いの美しさと、周りの色との調和を教えてくれています。
主人公のスワニルダには、仲良しの友人たちがいます。
それぞれの個性をいかしなから、素直な気持ちで周りを見て考えて、人間関係を作っていきます。バレエのリハーサルの中だけではなくて、ロッカー室、スタジオに通う時間、いろいろな時に学び合い、成長の一場面を育くみながら、日々お稽古に向かっています。

繊細な心を持つひとりの少女は、いつも冷静で注意を受けると、微笑みながら聞いてくれます。

次から、できるように努力します!と、必ず言ってくれるので、どんどん伝えていく私達は教師冥利です。

いつも明るい彼女は、日頃の陽気さを全身で発揮してくれます。
責任感が強く、先日は塾が終わってから、少しのレッスン時間にも拘わらずスタジオに飛び込んできました。

下級生をまとめる役のお姉さんは、長いバレエ生活の経験を、自分の時代の時の事をそのままではなくて、今の下級生に合ったアドバイスで接してくれます。

泣き虫さんもいますが

「今の涙は、何の涙?」

涙を分析すると、結論がでます

悔し涙
嬉し涙
怒り涙
反省涙

少女達のどんな涙も美しいですが、最近は涙を流す暇がない!と笑っている友人たちです。

見ている人が居て、その花はそこに存在する。

全ての花、小さな小さな花も、華やかなダイナミックな花も、小さな小さな小さな小さな花も、発見されること、場面を待っている

その小さな存在に気づき、応答し続けることが、私の最後の役割りかな!と、いろいろな紫陽花の色や形を見ながら思いました。

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