小さな生命
小さな生命
2月2日の節分の日に友人から「桜の小さな木」の植木鉢をいただきました。ぎゅっと固い固い蕾の桜の木は冷たい表情で我が家にやって来ました。
「今日からよろしくお願いします」
「福の神」が登場して、必ず固い蕾が柔らかなふんわりした蕾になってくれますよね。
朝日がさんさんと降り注ぐ外にお引っ越しです。
「薄い紅色」の桜の花が微笑んでくれました。
自分の為ではなくて、誰かの願いを叶えて差し上げる為に力を注ぐことが、人生の役割です。
小さな小さな鉢の桜の木の花に、花を開いて咲いて欲しいお願いがこの春の私の役割のひとつでした。
少しずつ 桜の花たちがまるでバレリーナのように、プリエから始まりワルツの動きに変わってきました。
鉢をお洒落して、テーブルの真ん中で皆とお話ししましょうね。
グランワルツで桜の花は満開の時を迎えました。桜の花の花言葉は「高潔」そして「私を忘れないで!」です。近いうちに、庭の土のお引っ越し先を考えますね。
散り逝くものに思いを馳せて、必ず次の春に会える喜びを忘れないで過ごしますから、小さな幹を少しずつ少しずつ太くしていって下さいね。
楽しみが増えました。
楽しみを一つひとつブーケにしていきましょう。
かならず たくさんの桜の花を咲かせて下さいね。