合田有花さん

合田有花さん

今日は、合田有花さんのNBA バレエ団ジュニアカンパニーの卒業式です。四年間をバレエと真摯に向かい合い、努力と向上心、そして人間力を養い育て、美しいダンサーになっている姿は尊敬の念を抱きます。今日は彼女の晴れの舞台です。

演目は｢ラ、バヤデール｣の第3幕で有花さんは｢Va３｣を踊りました。

彼女は贔屓目つではなくて、小さなお顔に首すじの流れるようなライン、バランスがとれた美しい足、そしてリーチが長い長い手の表情で誰よりもお衣裳が似合い白いジョーゼットがゆったり舞いながらに清楚な空気感を出していました。

ダンサーとして成長していく中でも彼女は｢人としての気持ちの一番大切な礼儀作法｣が久留米にいる時と少しも変わらないことの凄さはご家庭の流儀なのでしょう。今日の劇場の受付で渡された有花さんからのチケットには、リハーサルやゲネプロで忙しかったにも拘わらずカードが添えられていました。

人生には、ここを逃がさないで！　　と、きっと神様が今　微笑みかけられました。生きていくこれからの時間の中に、きっと踊りの神様からの声が不意にやってくる瞬間に気づける有花さんであって欲しいとねがいます。

ジュニアカンパニーのご卒業おめでとうございました。