積み重ねる力
積み重ねる力
ミュージカル
ビリー・エリオット
~リトルダンサー~
観てきました。
絵画のような世界が広がっていました。心が踊る時間でした。
ずいぶん昔、ロンドンで観て日本でも2回上演される度に拝見させていただきました。今回はなかなかスケジュールが合わなくて、やっと大阪公演に間に合いました。
主役のビリーの役を、40年くらい前に私の生徒さんだった智美ちやんの長男が演じることになりまさしたから、楽しみにしていました。
1375名の応募者からの書類審査通過者が215名という厳しい中から、長期間の育成型オーディションを半年の間、ワークショップをうけて、ビリー役を11名そして半年後には7名、、、、そして3ヶ月後に4名のビリーが決定しました。
そして、一年の時間をかけて、ワークショップそしてビリーの稽古開始、全カンパニーの稽古を重ねてこの秋に上演に至りました。
小学6年生、小学校に通いながら、一週間に5日の3時間のお稽古、バレエはご両親の元で2歳から始めてバレエコンクールでは常にトップを走りロイヤルバレエスクールもスカラシップで夏期講習を受ける実力者です。しかし、歌、演技、タップ、新体操、台詞、は初めての経験だったので、どれだけの毎日の努力だったのかしら、と思うと頭が下がります。
舞台上の良舞君は「完璧」でした。
オールダー・ビリーの役のバレエダンサーの「厚地康雄氏」とビリーのふたりのバレエシーンは美し過ぎました。その場面を見ながら浅田良舞君の未来の姿が想像できて、幸せでした。
久留米に帰りましたら生徒さんに伝えます。
夢に向かって歩む過程は、必ず人生で一番楽しく充実した時なのです。
最後の場面です。
イングランド北部の田舎町の炭鉱夫の父親で、バレエダンサーになることを反対されていたビリーがロンドンのバレエスクールに入学する為に旅立つ後ろ姿です。もちろん、大反対だった父親は大きな愛で送り出してくれるのでした。